この島に立ち寄ったのは、数年ぶり。初冬らしい晴天で、遠く富士も光っている。
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以前、島の至るところにねこがいるのに驚いてカメラを向けていると、地元の
ひとに「ここで撮影したと、外部に出さないでほしい」と釘を刺された。
そのひとは申し訳なさそうに、「ねこを置き去りにしていく人が後を絶たない。
ねこを捨てるに好都合な場所と思われて、困っている」とつけ加えた。

「愛護動物を遺棄した者は、50万円以下の罰金に処する」(動物愛護法)。
わざわざ島まで連れてきて置き去りにするとは。

ところが、ひさびさの島で、ねこの姿が思っていたよりも少ないことに気づいた。
そして、神社の参道に募金箱を見つけた。
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最近になって、島の方針は、隠すことから、「地域猫」として保護するものへと
変わってきたようだ。
地域猫として、増え過ぎないように避妊手術をした成果だろうか?
地域猫↓↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E7%8C%AB


ねこの関連グッズを満載するみやげもの店があった。 
カフェの入り口にはだいたい、看板ねこがいた。
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歩くうちに気づいたことがある。片方の目が黒くつぶれて目やにが出ている
ねこがおり、なでようとして思わず手をひっこめてしまった。
どういうわけか、右目が多い。何匹もが、同じ症状だった。
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サミュエル・コッキングの別荘跡をパトロール中のオレンジ色のねこも、
こちらを睨む目の片方が濁っていた。
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喧嘩で傷を負った?病気?
前回、大勢いたねこにこのような状態は見たことはなく、気がかりだ。
健康な目を取り戻してほしいものである。
                      
増え続ける捨て猫に困惑した島の人たちによって、苦肉の策、一転、
観光対策?としても生み出された「地域猫」。
ねこと触れあいたいがために、島を訪れるひとも多いだろう。
宮城県の田代島がよく知られるが、関東に”ねこのパラダイス”があっても
よいのではないだろうか?

…なんて、ムシが良すぎるかな。

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