諏訪大社はわが国でも最古の神社の一つとされ、
古事記にもその名が記載されているが起源は定かではない。

諏訪神社 鳥居

全国各地にある諏訪神社の総本社で、
中世に狩猟神事を執り行っていたところから
狩猟や漁業の守護祈願で知られていて、全国の漁港などに末社が多く、
有名な長崎くんちも諏訪神社の祭礼の一つである。

本宮一之御柱 

諏訪大社は上社が本宮と前宮、下社が春宮と秋宮の四つの宮からなり、
本殿を持っていない。
古代の神社には社殿がなかったとも言われ、
諏訪大社はその古くからの姿を残しているらしい。

神楽殿 二之御柱

祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)とされているが、
本来は出雲系の神々より古い石木の神モレヤ神など
この地方の土着の神々であるとされていて、
天下の奇祭として知られる御柱祭は土着信仰に関わる祭祀だと思われる。

布橋 参集殿

若い時は神社や仏閣には興味がなかったので
下社の春宮や秋宮の前も通り過ぎていたが、
少しは歴史的なことにも興味が持てるようになってきたので、
今度近くまで来たときには是非立ち寄ってみようと思っている。

温泉が湧いている 境内案内図