雫石の調査のあと、盛岡に寄ることにした。
盛岡駅には、きっと啄木の碑などあるに違いない。


行って見たら、やはりあった。
「ふるさとのなまりなつかし停車場の・・・」ではなかったが、
啄木の名は駅の正面にも書かれていた。


駅の反対側には、盛岡名物・わんこそばの店。
昼飯も食べていないので、早速入ることにした。


店内は団体やグループで混んでいたが、一人だからと先にのこのこ
上がった。

いろいろコースがあったが、自分で枚数を数える一番安いコースを選んだ。

お蕎麦の仕度が出来上がってから、ベテラン美女が、食べ方の説明。

いよいよ、お蕎麦が運ばれてきた。
立ったまま、美女がお椀にお蕎麦を投げ入れてくれる。


「それ」、とか「じゃんじゃん」「まだまだ」「どんどん」「あ?それ」など
掛け声をかけて入れるのだが、休んではいけないルールで、グループなら
少し間がとれるのだが、マンツーマンだと、息が詰まるほど忙しい。


15杯で取替えに行くのだが、ほっとできるのはその時ぐらいで、
美女が新しいそばを運んできたら、また食べ始めなければならない。

お椀に蓋をしない限り、やめてくれないのだが、お椀に蓋をするのも難しい。


結局37杯でギブアップ。
美女は「女性でも40杯以上は食べます」と、気の毒がっていた。