今日は、鹿児島指宿経由福岡、日帰りの強行軍だ。
鹿児島空港に午前10時到着。
「垂水フェリーまでバスで来てくれれば、案内しますよ」
とのオーナーの電話に路線バスに飛び乗った。
終点だからわかるはずとのこと。
切符売り場で垂水港行きと教えられたバスは小さくて汚い。
不安がよぎったので、バスの運転手に「垂水港に行きますか?」と聞くと、
「行きます終点です。」との返事。
狭い町をあちこち寄って、いつ着くのだろうとだんだん不安になってくる。
そのうち、海沿いの寂しい場所に出て、桜島が右手に見えてきて決断した。
東京湾で川崎に行くところを、木更津に向かっているようなものだと思い、
バスを飛び降りた。
降りた所は海沿いの寒村。車は通るが、何も無い。
バス停で雨に打たれ途方にくれていると、
向かいの家のおばさんが、ミニバンに載せてくれた。
指宿に行くのだと言うと、
「これからではとても無理。国分まで行くから、そこから空港に帰りなさい」
と送ってくれた。
国分駅で聞くと、電車で行けば午後3時に指宿着。
タクシーの運ちゃんに聞くと、「指宿から空港までまけて2万円。」
これは指宿行きは無理かも知れないと思って、昼ごはんにカレーを食べることにした。
丁度、カレーが運ばれてきた時、慌てたオーナーが駅まで車で迎えに来てくれた。
ご飯も食べず、必死に指宿に向かったら、
なんとか、4時半には空港に着くことができた。