新鮮な魚介類が安いということで、
かつては地元市民で賑わいを見せていた札幌の二条市場は、
その後、観光化されて市民の利用は遠ざかり、
観光客が対象の市場になってしまった。

3月なのに雪の札幌

近年では観光客の間にも売っている物の値段が安くないことが知れ渡り、
閑古鳥が鳴いている状態だと聞いていたが、そろそろ初心に戻って、
良心的な店も出てきているのでは…と期待して行ってみたが、
あっさりと裏切られてしまった。

札幌の二条市場

高いというほどではないが、安くはない。
地元のスーパーで買い物をしたほうが安く済みそうな価格設定だ。
会社へのお土産を買うつもりだったがヤメにした。

海鮮丼の店 

せっかく来たのだから、せめて食事をしようと思い、
市場の中にある水産会社直営の店で
「中トロ函館丼」という海鮮丼を注文してみた。

店内

ご飯の上に中とろ・毛ガニ・甘エビ・つぶ貝・イカ・昆布巻きが盛ってあり
1,764円は高いとは思わないが、味噌汁も付いておらず、
別料金で399円もしているうえに、漬物すら付いていない。

中トロ函館丼

味の方も不味くはないが美味しくもない。
なにしろ、熱いご飯の上に刺身が盛ってあるので、
せっかくの新鮮なネタも温まっていて美味しく感じられない。
せめて丼にご飯を盛る前に団扇で煽って冷ましてからにして欲しい。

店内は外国人や観光客で満席だったが、
誰からもクレームがないのだろうか…。