レゾン本社のある青山通り (国道246号/渋谷・宮益坂上?青山一丁目)
では現在、街路樹であるトチの木の撤去作業が行われている。

景観事業「青山通り景観計画」の一環として行われる、並木の植え替え
だそう。
トチの木の代わりには欅(ケヤキ)が植えられるそうだ。撤去された
トチの木は、その後どこかに移植されるという。
 


写真下左は、枝を短く切られ、撤去を待つトチの木。右は撤去後。
こんなに狭い場所で息をつないでいたのか。
 

トチの木たち、かなり以前からお疲れの様子で、枯れたようになっていたり、
夏でも大きな葉っぱがバラリと落ちるなど、最近では痛々しい姿をさらす
ようになっていた。


下は昨年12月、“在りし日”の姿(左:3本の樹勢がかなり違う)。
  

1月に入って撤去が進んだエリアは、さすがに殺風景だ。


代わって定植されるケヤキは、青山通りと交差する表参道の並木として
有名。
これまで真夏の青山通りは一部の不健康なトチの木が木陰をつくらず、
直射日光が照りつける”灼熱通り“だったから、表参道の深い木陰に
辿り着くと生き返ったような気分になるのだった。
夏の緑陰は通行する私たちを強烈な直射日光から守ってくれるし、
隣接するビルの冷房効率も高めてくれる。さやさやと揺れる木漏れ日や
新緑・紅葉など、見た目も美しく心地よい。落ち葉の始末は大変そうだが…。

湿気のある山地を好むというトチの木。ふさわしくない場所に植えられて以来、
数10年をじっと耐えてきたのだろうか。
ぴったりくる土地に移植され、健やかに暮らしましたとさ。・・・
という結末を願っている。