今日は黒姫・妙高方面の現地調査。
黒姫高原といえば信州そばの中でも特に美味しいと評判の
『霧下そば』の産地として有名だ。

そばが育つ8月、9月は寒暖の差が大きく、黒姫山麓は霧につつまれ、
美味しさを増していき、香り高く青味の強い、風味豊かなそばになるとのこと。
当然、昼食はそば屋に寄るつもりで仁之倉地区を走行していると
『霧下そば 仁の蔵』の看板が目に付いたので寄ることにした。

看板看板

店の外観

この店は仁之倉生産者組合の直営店で、100パーセント地粉を使用している。
メニューを見ると、冷たいそばはざるそばと天ざるしかないので、
ざるそばの大盛り(1,000円)を注文してみた。

ざるそば大盛りざるそば大盛り

ちょっと嬉しかったのは、そばの他に
菜の花のおひたし・沢庵漬け・そば団子が付いてきたことだ。
特にそば団子は熱々で香ばしい味がしていて、
次回は単品で(8個で300円)注文しようかと思うほど美味しかった。

そば団子が2個付く

石臼で挽き、手打ちされた二八(にはち)のそばは冷水でほど良くしめられて
美味しくいただいたが、こころもち水分量が多いのか、少し水っぽい味がした。
しかし、そばの量も多く、充分満腹できて大満足だ。

 



帰りは以前立ち寄った時に月に一度の定休日に当たってしまい入れなかった
山田温泉の共同浴場『大湯』に浸かっていくことにした。

山田温泉は開湯200年の歴史を誇る名湯で温泉街の中心に建つ『大湯』は
入母屋の屋根に唐破風を持つ黒い木造の風格のある建物だ。

大湯大湯

入り口前の広場には掛け流しの足湯が設けられていて、
一度に20人くらいで利用できそうだ。

入り口前の足湯入り口前の足湯

内湯はそれ程広くはないが湯舟が二つあり、あつ湯とぬる湯に分かれている。
源泉の温度か高いのでどちらも加水され温度調整されているが、
掛け流しで気持ちよく浸かれた。
ぬる湯は39度から40度位で丁度良かったが、あつ湯はかなり温度が高く
浸かることができなかった。

内湯あつ湯内湯あつ湯

珍しいのは洗い場には蛇口がなく、木の樋にお湯を通してあり、蛇口の代わりに
木の板を栓にしていて、手前に引くとお湯が流れ落ちる仕組みになっている
ことで、歴史を感じさせてくれる温泉だ。

洗い場洗い場

入浴料金は300円と安いが、
共同浴場なのでシャンプーや石鹸は置いていない。

風情のある脱衣所風情のある脱衣所


営業時間は6時から21時。
定休日は毎月第3水曜日。