海に突き出た岩肌にくっつくように、この食堂は建てられている。国道からは、海に向かって下っているので入り口は
まるで、海岸への出入り口のようだ。

昼ごはんを食べ忘れたので、遅い昼食か早い夕食かわからないけど、少しゆっくり食事をしようと思って立ち寄った。中にはお客は一人もいなかった。大勢で訪れる人が多いようで、量も多い盛り合わせ料理が主体だが、店のお上さんが、気を使って、一人ようのお任せ料理を作ってくれると言うので、任せることにした。

いわしの刺身など、ちょっと心配だったが、朝取れたばかりのいわしはおいしかった。全体に新鮮で一味違っていた。波のしぶきがあたりそうな、玄関先は堤防の工事中で、波が始終当たるのだろう、老朽化も早くすすむようだ。