滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝」で伏姫が籠もった千葉・富山町の
籠穴は、かつて何度か現地調査日記で紹介しました。

籠穴には、仮想の話とは思えない、恐ろしい雰囲がみなぎっていました。

その後、偶然、東京で滝沢馬琴の生家に出くわすなど、この小説から
私にとって謎めいたことが起こります。

今回も、謎の出来事が起こりました。
里見八犬士は、小説の世界の架空の人物だと思っていたのですが、
ここ倉吉の大岳院というお寺に眠っていたのです。
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里見家は、徳川10代将軍に千葉富山を追われ、ここ倉吉に封殺されます。
時の里見家頭領は、29歳でこの地で亡くなります。
このとき、お供の八人が戒名に賢の一字をつけて殉死。
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八犬士は実在したのです。
盲目の滝沢馬琴は、小説を現実にしてしまったのでしょうか。


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