寒暖の差が激しすぎる今春。

桜の花期が長びいていた東京から安曇野市を訪れたら、こちらも
開花を迎えていたので、不思議な感じだ。

大王わさび農場では、冬枯れの木立に桜が満開になっていた。
遊歩道がつくられ、散策コースは縦横に伸びている。
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どこからともなくよい香りが漂ってくると思ったら、梅も終盤の花を咲かせていた。

わさびの花も、ちょうど満開だ。わさび田の手入れをするスタッフ。
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農場の中には、創業者夫妻の胸像や巨大なわさび、裸婦など、随所に
ブロンズが配置されている。
わさび田を前に語り合う少年少女のブロンズ。この構図、どこかで見たような?
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3月下旬に取材で訪れた、お隣りの大町市。山岳博物館だ。
こちらはカモシカがまちを見おろす。
この後、再び博物館にも寄ったけれど、桜の蕾はまだ固い。
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8世紀、中央主権に逆らい、抹殺されたという首領「八面大王」を
まつったというほこらもあった。
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ひと休みは、農場を見わたす高台の茶屋で。
わさび蕎麦、わさびジュース、わさびの天ぷら。
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春の匂いを嗅ぐ看板猫?お腹が大きかった。
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夫?猫とともに、わさびのソフトクリームを手にしているお客さんに
しなだれかかる。

お客さんが冗談めかしてソフトを猫に向けた途端、すばやい猫パンチで
クリームの部分を奪った。

観光シーズンともなると、あちこちでこのような光景が繰り広げられるのだろう。
猫たちの”稼ぎ時”まで、あと少し…。