中津川から、山間部に車で40分ほど向うと、途中に古民家風の酒蔵がある。古い建物は風格があるが、初めて通りがかると酒蔵とは気づかないかもしれない。

現地調査の帰り道、ちょっと立ち寄ってみた。中に入ると、蔵元の人が親切に案内してくれた。中に入るとレトロ感覚満点の大正・昭和初期のポスターが飾ってある。創業は江戸文政年間で、もう200年近く続いているお店らしい。

ここだけで醸造していて、お酒も売っていたが荷物になるので買わなかった。地酒鯨波を醸造する恵那醸造で、まったくの家族経営みたいだ。あまり手広くやっていないので、めったに手に入らないお酒かもしれない。

二つ森の山間から流れる清流で作られるお酒は、きっとおいしいのだろう。