人口1万7千人ほどの三春町は古い街で寺社や城跡はあるが、特に観光スポットはない。千本桜や伊達政宗の正室愛姫のポスターが駅には飾られている。駅周辺は店舗も無く、町の中心地もどこだか見当らない。待ち合わせ時間に早くついたので、古い醤油醸造会社があるので、そこに行ってみた。そこは、スーパーの前に、倉庫を改造したお土産屋や喫茶店などがあり、おそらく街で一番にぎやかなところだろう。
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やっているかどうかわからない醤油会社の引き戸を引いて中に入ると社長さんが出てきて、沿革を説明してくれた。1700年代に愛知から、丹羽長秀とともにこの地に来たようで、300年以上も歴史のある場所だ。付近は古い町並みだったが今はここしか残っていないと説明してくれた。
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隣にはお土産屋と喫茶店があり、待ち合わせによいので、そこで珈琲を注文して時間を過ごすことにした。ブリキ細工をおいてあるモダンな喫茶店で次々とお客が入ってくる。この地の数少ない、社交場のような気がする。あたりを見回すと、老若男女がそれぞれ真剣に会話している。小さな喫茶店だが、あちこちから町の人の真剣に生きる息遣いが聞こえてくるような気がして三春町が凝縮されて感じられるような喫茶店だった。
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