修善寺から天城峠へ向かう国道414号線沿いに
伊豆市営の立ち寄り温泉「湯の国会館」がある。

内湯・露天風呂ともに狩野川の流れを見下ろす景色の良さが自慢だが、
露天風呂は温泉と薬草風呂が並んで配置されており、
薬草風呂は湯に浸かりながら眼下の流れを楽しめるものの、
温泉の露天風呂は一歩山側に寄るので眺めは薬草風呂に劣る。

当然、最初に眺めの良い薬草風呂に浸かったのだが、
臭いがきつく、長く入浴することはできなかった。
14種類の和漢生薬がブレンドされているそうで、身体には良さそうだが…。

一方、温泉は所謂、美人の湯と言われるナトリウム硫酸塩温泉だが、
かなり成分が濃いようで、肌がつるつるしてくる。

利用料が2時間で800円は公営の温泉としては高いと思ったが、
この良質な温泉が掛け流しで湯船からどんどん溢れている贅沢さを考えると
仕方が無い気もしてくる。
余程、湯量が豊富なのだろう、駐車場の横には温泉スタンドが設置されており、
1リットル当たり1円と格安で販売されている。

入浴後、空腹だったので、併設のレストランで「そば膳」を注文したのだが、
ざるそばに稲荷ずしと茶碗蒸しが付いて1,000円の料金だった。

味はごく普通で特に美味しいとは思わなかったが、
そばの薬味として付いているわさびが葉っぱの付いた生わさびだったことには
少し感動した。
さすがに天城湯ヶ島である。