長野県山形村の清水(きよみず)高原に調査に行った。
地理的な位置は長野自動車道松本ICから国道158号を安房峠に向かう途中にあり、個人的に登山や旅行でよく通っているにもかかわらず、今まで全く知りませんでした。
蕎麦以外何もないような村に、松本平一円で最も古い古刹がありました。
その名は“清水寺”。


行基桜
寺伝によれば、天平元年(729年)僧行基がこの地を訪れ
自ら千手観音像を彫って安置し創建したといわれる。


本堂
その後延暦年間坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際この寺を参詣し、
征伐の成功を祈願した所霊験あらたかであったため、
この寺の千手観音像を京に移しそれが京都東山の清水寺になったと伝えられている。


仁王門
境内には古代中国の寺を思わせる造りの本堂のほか、
仁王門、鐘楼が建ち参道に並ぶ百体観音は見る人の心を和ませてくれる。

写真中央が鐘楼