島根半島の北東約80kmの海上に位置する隠岐諸島のひとつ、
西ノ島へは、七類港からフェリーで2時間半。

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ここは、歴史的には非常に古い島で、
後醍醐天皇が北条時高によって流されたところとしても有名だ。
律令時代に隠岐は遠流の地に定められ、以来近世まで一貫して
流刑の島として遠流刑に処せられた人々は数知れないといわれている。
その中には中央の史上に顕れる知名度の高い名士や高官もあって、
この島の文化や一般庶民の生活・風俗に大きな影響を及ぼしたと思われる。

そのため、島には史跡も数多く残されており、
黒木御所といって海に面し小山の上に住まいがあった。
小泉八雲も訪れているが、代々の天皇陛下や皇太子も来ている。
港の入り口には、見附島という監視島もある。
島での滞在時間は、3時間弱、すぐに帰らなければならない。

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別府港から、中ノ島の菱浦港に寄って七類港に戻る。
菱浦港では、高校生達が友達を桟橋で見送っていた。

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蛍の光が流れていて、フェリーが岸壁を離れると、ボーと長く汽笛を鳴らしていた。
船の別れは、とても感傷的になる。

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