先日、上司が立ち寄った「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」。
私はその前日、伊豆市への取材後、ここでランチをした。

かつて国の農業構造改善事業によって平坦にされた広大な土地を利用し、
1999年、カラオケ店のフランチャイズで知られるSHIDAXの経営者(現・
伊豆の国市出身)が私財を投じて創設したというワイナリーだ。

正午を少し回った頃に着いたのだが、団体客が食事中とのことで、13時
近くまで待った。観光客の少ない平日は団体さん歓迎なのだろう。

眺めがよいと評判のレストラン「ナパヴァレー」はワイン畑を見渡すシャトーの
4階。樹の手入れをするひとたちも見える。

富士山、低温が続くわりに積雪が少ないな。


ワインが必須、のテーブルセッティングに少し焦った。いちおう仕事中^^;。




メニューには修善寺産の椎茸、天城の黒豚のベーコン、天城軍鶏の
スモークなど魅力的な地ものが記載されていたが、ご馳走をゆっくり
楽しむ余裕はないので、パスタランチで我慢。
パスタのメニューにも地のもの…駿河湾産のしらす、または桜エビの
ペペロンチーノもあったが、この後、土肥まで行くので、腹持ちのよさそうな
ゴルゴンゾーラのフェトチーネをチョイス。


感じのいい給仕のひとが、サービスとのことで、グラスにワインも注いでくれた
ナイショ)!

ワインは酸味と渋みがやや勝っていたが、ゴルゴンゾーラによく合った。
この地で産まれたものという安心感は何物にも代え難い。パスタのお皿は
温められ、サラダはシンプルだったがドレッシングがよくなじんでいて、
基本はきちんと押さえてあった。コーヒーがついて、2,000円弱。


ランチを済ませて外に出ると、ねこの家族発見。オレンジはお父さん、
しま模様はお母さん。ひとりっこ子はその折衷の柄行き。
近づくと、両親そろって威嚇してきた。様子のわからない子ねこは
そんな親にじゃれついてみたり、自動車に体をこすりつけて遊んだり。


餌はどこかでもらっているようで、体格はよい。
でも、厳寒はこれから。暖かい寝床がどこかに用意されているのだろうか?



※「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」。
修善寺駅からワイナリーまで、送迎バスが
15分おきに運行されている。所要時間は
約20分。無料。