今日は北関東に現地調査です。
いつものレンタカー業者で手配をしました。

車はHONDA、ブルーの「FIT」です。
燃費がよく、小回りが利き、僕のお気に入りの車です。

少々雪が降っていましたが、車内は快適です。
お気に入りの音楽をかけながらの運転です。
快適にドライブを続けていて、峠道を登っていると…

「ん?やけにお尻(後輪)が振れるなぁ…。」

…この時に気づいていれば悲劇は免れたかもしれません…

峠の下りに入ってブレーキを踏みながら下っていると、
アスファルトが黒光りしている所があったんです。
一瞬「濡れているのかな?」と思い、ブレーキを踏むと…

全く減速しません! 路面を滑っているのです!!
ハンドル操作も利きません。

そう、路面は『濡れていた』のではなく『凍結していた』のです!!
下り坂のため、どんどん加速していきます!!

距離にして50mくらいはあったでしょうか?
巨大な鉄のソリと化したFITはカーブに向かって一直線。

……人間って面白いもので、どうにもならないときは笑っちゃうんです……


ど?ん!!!

カーブに見事突っ込んでしまいました。

あわてて下りてみると、見事に前後輪とも側溝に脱輪しています。



これはとても脱出不可能です。
その時、気づいたのですが、普通タイヤだったのです。
レンタカー会社によってはスタッドレスタイヤをお願いする必要があるということをすっかり忘れていました。

仕方がないので、地元のJAFに応援をお願いすると、
30分程度で来てくれるそうです。

エンジンは異常ないので、音楽を聞きながら待っていると、

そうこうしているうちに、颯爽とJAF車が到着!
その年配の職員の方は僕の車を見て
「あー…。こごよぐはまっちょるんだいね?。」
と、ご当地のお国言葉で話されました。
(「ここ、よく、はまるんだよね」と仰ったんだと思います。…多分。)



その方は手早く雪をかき、脱出用のスロープを設置し、
僕の車とJAF車を繫ぎ、ゆっくりと引っ張り始めました。

すると、スルスルと前輪がスロープを上り、
あっけなく脱出に成功。

続いて後輪も楽々引き上げ成功!

その間、およそ15分!
流石はプロです!

「いいが、にぃちゃ。このてーやじゃ、
このままいっでも、またはまるで、いったんきぃーったほうがいいで。」
(このタイヤじゃ、このまま行ってもまた嵌るから、一旦帰った方がいいよ。)

「きぃーるにゃな、ごのみづ(道)をズッキロ(10km?)ほど行っでぇ、…★●※〇#$(理解不能)」
…ご親切に道案内をしていただいてくださっているようなんですが、
流暢に仰るお国言葉にとてもついてゆけず、
僕は「はい、はい」と頷くしかできませんでした。




ちなみに、車は雪がクッションになってくれたおかげで奇跡的に無傷!
ラッキーでした。

※※※皆さんも雪道の走行にはくれぐれも注意してくださいね。※※※