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現地調査ではありませんが、調査の打ち合わせで江東区門前仲町あたりに来ました。ここには、古くからのお寺や歴史上の人物の墓、佃煮やあさり丼定食など昔ながらの食べ物もあり、江戸の風情が感じられます。公衆便所も写真にあるように、古風な江戸作りです。地元の人に聞くと、紀伊国屋文左衛門、間宮林蔵、松平定信、阿茶の局のお墓もあるとのこと。一通りみてみようと歩いてみたら、南総里見八犬伝の作者、滝沢馬琴の生家に出会いました。先日、富山町で里見八犬伝の中心地伏姫籠欠に行ったばかりで、まるで馬琴が俺のうちに遊びにこいよといってるかのように、不思議な気分になりました。写真は馬琴の人物画と里見八犬伝全106巻のレリーフです。晩年馬琴は盲目となり、お嫁さんに口述で伝え八犬伝を完成させたそうで、不幸の多い壮絶な一生だったようです。
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