伊那市の調査物件の近くに『梅庵』というそば屋さんの看板が出ていたので
昼前に寄ってみた。
中央アルプスの麓の集落の中で、他に商店等は一軒もないところで
本当に営業しているのか?と思ったが、
駐車場は他府県ナンバーの車が4台ほど停まっていた。
結構有名な店らしく古民家を改装した店内は満席に近い状態だった。

看板看板
古民家を改装した店舗古民家を改装した店舗

看板メニューの『行者そば』は(大根おろし汁を絞り込んだつゆに焼き味噌を
溶いたつゆでいただくらしい。)売り切れとのことだったのでもりそばを注文したが、
細打ちの十割そばで大変美味しくいただいた。

十割の細打ちそば十割の細打ちそば
もりそばの大盛りもりそばの大盛り

ただし十割そばだといっても、並盛りで1000円、大盛りで1380円は
少し高い気がした。
メニューメニュー



その後、木曽へ移動し3時少し前に『時香忘』(じこうぼう)というそば屋に入った。
営業時間は3時までだが、普段はもっと早い時間にそばが売り切れとなって
閉店してしまうので、入店できたのはラッキーだった。

入り口入り口
蕎麦屋とは思えない店内蕎麦屋とは思えない店内

メニューには何種類かの蕎麦があるが、今日食べられるのは
極粗挽きの寒ざらし熟成蕎麦だけだそうで、もり蕎麦を注文することにした。

寒ざらし熟成蕎麦寒ざらし熟成蕎麦
超極粗挽きそば超極粗挽きそば

この蕎麦は十割のそばをオヤマボクチの葉脈でつなぐ99.8パーセントの
限りなく十割に近い蕎麦で、木曽の水源水を使って打つそうで、
特筆すべきは3日から7日ほど寝かせた後に提供しているとのことだ。
蕎麦は三たて(挽きたて・打ちたて・ゆでたて)が美味しいと
いうことになっているが、必ずしもそうではないことが良くわかった。

 薬味は本わさび薬味は本わさび
濃い蕎麦湯濃い蕎麦湯

非常に手間隙とコストをかけた蕎麦なので、
こちらの蕎麦は一人前で1200円は決して高くは感じない。
味の方も私がいろいろ食べてきた蕎麦のなかでも
一番美味しいのではと思える文句のない蕎麦だ。
この方面に行って、店が開いていたら必ず立ち寄るようにしている。


帰りには木曽に新しくできた日帰り温泉施設『せせらぎの四季』で
温泉に浸かって行くことにした。

せせらきの四季せせらきの四季

利用料金は700円で内湯と露天風呂があり、
お湯はこの地域に多い赤褐色の炭酸泉で美肌効果に優れているそうだ。

露天風呂露天風呂

なんとなく泥水に浸かっているような気がして落ち着かないが、
湯加減は丁度良く、ゆっくりと浸かることができた。
施設が新しいので全体的に清潔感があり気持ちよく滞在できる。

清潔な脱衣所清潔な脱衣所

営業時間は10時から21時まで。定休日は毎週水曜日。