鬼怒川温泉から塩原温泉郷へ向かって日塩もみじラインを通ることにした。
紅葉を楽しみにしていたが、まだ季節が早いのだろうか、
樹木の色づきは今ひとつの状態だ。
それでも峠の頂上付近は楓も紅葉し、秋の景色を楽しむことができた。
 
その後、もみじラインを下って行くと
「日帰り温泉杣の湯、源泉掛け流し600円」
と書かれた看板が目に付いたので寄ってみることにした。

広い駐車場には車が2台ほど停まっているだけなので
空いているだろうと思い入ったが、他に客はおらず湯船は独り占めだ。
 
非常に素朴なお風呂で、内湯も露天風呂もコンクリートの打ちっぱなしで
タイルも石も使われていない。
洗い場もシャワーはなく、蛇口だけだ。
湯量が豊富でお湯が湯船からじゃんじゃん溢れているので、
温泉を使えと言うことらしい。
(源泉は塩原十一湯とは別の独自の温泉だそうだ)
内湯は熱くて長く浸かっていることができなかったが、
露天風呂は外気に晒されているせいか適温で気持ちよく浸かれた。
 
ただし、露天風呂は周囲が塀で囲ってあるので
景色を楽しむことはできずに、見えるのは空だけだった。
周囲に家がある訳ではないので、もう少し工夫してほしかったと思う。

脱衣所の洗面台も一人分しかなかったが、混雑時はどうするのだろう…。