初雪の東京。水っぽい牡丹雪だったけれど、午後には雨に変わった。

日本列島が冷えこむこんな日、ふと真夏の避暑地の強い日差しが
懐かしくなることがある。

一昨年の夏、山中湖のマンション取材の際に見つけたカフェ。
’70年代のテニスブーム、’80年代後半のバブル期のリゾートブームに
のった山中湖村周辺の変貌は激しかったけれど、養蚕農家がひっそり
残る一角にあった。

明治年間に甲州の主要産業を担った養蚕。このカフェはとくに大きな
農家の跡に建てられたようだ。
かつての姿をとどめているのは、よく手入れされた門のみ。

店は深い生垣に覆われている。

湖を望む立地ではないけれど、木漏れ日がここちよい。


平日のためか、テラスのお客さんは私のほかひと組。

たくさん歩いて汗をかいたので、ソフトクリームをぱくついたが、

冷たさを謳歌できたのは最初だけ。だんだん食べるスピードが鈍くなり…。
1000mの標高は、夏でも肌寒さを感じることがある。

山中湖には1年を通して白鳥が棲み、富士山と一緒にマンホールの蓋の
レリーフに納まっている。
年間平均気温8℃、冬の寒さは北海道級の気候と、餌が完備されている
厚遇が、白鳥には居心地よいのだろう。



結局、涼しいお話に戻ってしまいました。…