2010年08月 26日
奥琵琶湖 白谷温泉 八王子莊
白谷温泉は古くからある天然のラドン温泉(単純弱放射能冷鉱泉)で
療養効果の高いことで知られており、動脈硬化症や神経痛・筋肉痛等に
効能があるそうだ。
20年以上前にも来たことがあるが、当時は立ち寄りの温泉施設はなく、
普通の旅館だったような気がする。
八王子莊は客室が4室で宿泊もできるが、立ち寄り温泉がメインで
客室も休憩や会食に利用されるほうが多いようだ。
食事もできるが、旅館だけに会席料理で料金が3800円からと安くはない。(要予約)
温泉の入浴料は500円と民間の施設にしては安いが、
さすがに清潔に管理されていて気持ちの良い施設だ。
内湯は湯温の違う2つの湯舟があるほか、小さいが露天風呂もあり、
気持ちよく浸かることができた。
冬になれば牡丹鍋等の鍋料理も食べられるとのことで、
一度、予約をしたうえで、ゆっくりと来てみたい施設だ。
営業時間は10時から21時で、木曜日が休館日。
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2010年08月 09日
群馬県 川原湯温泉 共同浴場 王湯
王湯は800年前に源頼朝によって発見されたと伝えられており、
源氏の紋所「笹竜胆」が建物正面に掲げられている。
そして王湯の源泉は今も川原湯温泉の湯元となっている。
この温泉街の建物は八ッ場ダムが完成すれば湖に沈んで
しまうことになっていたので、近年は改築も新築もされず、
かなり老巧化しているように見える。
王湯も相当古いようだが、それなりに情緒のある建物だ。
入口で料金の300円を払って、まず渡り廊下を通って
別棟にある露天風呂に入ることにした。
急な階段を下りていくと、入口のドアも仕切りもなく、
突き当たったところがそのまま脱衣所になっている。
脱衣用の棚は十以上に仕切られていたが、
湯舟を見ると3人も浸かれば満員になってしまいそうな大きさだ。
掛け流しだが源泉が80度前後と熱いので、温泉と共に
冷たい水も掛け流しされていて、お湯は少し温過ぎる感じだったが、
温いお湯が好きなのでゆっくりと浸かることができた。
樹木に囲まれているので眺望は開けていないが、強烈な直射日光が
広葉樹の葉に遮られ、柔らかな木漏れ日に変わり、非常に気持ちが良く
湯舟に浸かりながら昼寝してしまいそうだった。
露天風呂と内湯は別の建物になっているので、内湯に浸かるには
一度服を着て戻らなければならない。
面倒だと思ったが身体と頭を洗いたかったので内湯にも入ることにした。
本館に戻り階段を下りると男女別に脱衣所があり
石に刻まれた看板が付けられていた。
浴室は脱衣所から更に下がったところにあり、
裸で階段を下りていくと湯舟がある。
こちらもお湯と水が掛け流しにされているが、湯口が3箇所あるそうで、
露天風呂ほど温くはなく適温に調整されていた。
施設そのものが古いので、明るい清潔なイメージはないが、
どことなく郷愁を感じさせてくれ、山の中の鄙びた温泉らしい
風情のある建物で、ダム建設が取り止めになり、湖に沈むことなく、
このまま、古いままで残って欲しいと願っている。
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2010年08月 05日
宮城県 遠刈田温泉 壽の湯
蔵王の現地調査の帰りに遠刈田温泉に寄ってきた。
遠刈田温泉には神の湯と壽の湯のふたつの共同浴場があるが、
前回は神の湯に浸かったので、今回は壽の湯へ入ってみた。
建物はヒノキかヒバで造られているが、神の湯と比べると小さな建物だ。
浴槽や浴室の床は石のタイル張りになっているが、その他は全て木造で
どこか懐かしい風情のある建物だ。
湯舟は細長い長方形でやや茶色がかった透明なお湯が掛け流しにされており、
湯舟の縁からどんどん溢れている。
湯舟に浸かると、自分の体積と同じ量のお湯が一気にザァーと溢れて
非常に贅沢な感じがする。
泉質は神の湯と同じくナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉だが、
お湯は熱いのであまり長くは浸かっていられないのは残念だった。
共同浴場なのでシャンプーや石鹸は置いておらず、
洗い場にはシャワーもないが入浴料は300円と安く、お得感がある。
年中無休で営業しているそうだ。
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