2011年02月 23日
華厳宗大本山 東大寺
現地調査を終え、関西空港へ向かう途中で奈良市内を通過したので、
東大寺へ寄ることにした。
広い境内を全て回る時間はなかったので、南大門から大仏殿(東大寺金堂)
までを見学しただけだが、高校の修学旅行以来40年ぶりの再訪だ。
※元旦には唐破風下の観相窓が開き大仏様を外から拝むことができる。
当時は大仏さまの巨大な姿を見て感動はしたものの、
歴史的な興味も薄く、ただ単に観光名所として訪れただけだった。
三十数年の間、不動産業界に身を置いている今の自分から見ると、
やはり大仏殿の建物としての巨大さの方に眼が向いてしまう。
創建以来二度にわたって焼失し、現在の建物は江戸時代(1684年)に
再建された三度目のものであるが、江戸時代では柱となる材木が調達できず、
芯となる槻を檜の板で囲い、鉄釘と銅輪で締めて柱としている。
そのため創建時には約86メートルあった間口が57メートルと縮小されてしまった。
それでも木造軸組建築物としは世界一の規模を誇っている。
(※木造の建築物で世界一大きいとされているが、現在ではもっと大きな規模の建物もある)
その姿は40年前と変わらず、築後320年以上を経過した木造建築物とは思えな
いほどしっかりとしており、当時の建築技術の素晴らしさに驚きを感じる。
中門
大仏殿への参道の入り口に位置する阿吽の仁王像で有名な南大門は
鎌倉時代(1199年)に再建たれたままの姿で現存しており、
こちらは築後800年以上の建物である。
南大門
流石に大仏殿と比較してもはるかに風格があり、
東大寺にふさわしいわが国でも最大の山門だ。
仁王像
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