愛山渓温泉は国道39号線から約20キロ程、
安足間(アンタロマ)川を遡った地点、大雪山系永山岳の山麓、
標高1000メートルの高地に涌く温泉だ。


宿は一軒宿で主に登山客が利用しているようで観光客はあまり見掛けない。 


40年前に訪れた時は道路が舗装されておらず、電気も通じていなかったが
今回は道路も完全に舗装されていてスムーズに行くことができた。
しかし、電気は相変わらず通じておらず、夜は暖炉の灯りとランプが頼りだ。


勿論、客室にはテレビも冷蔵庫も無い。
温泉は内湯だけで露天風呂はなく日帰り入浴が500円となっているが、
意外にもリンスインシャンプーとボディソープが備え付けられていた。
お湯は源泉掛け流しで透明で匂いも無いが、やや白濁した感じで
湯ノ華が浮いているのがわかる。


浴室の窓の位置が高く、景色を楽しめないのは残念だが、
湯温は熱からずぬるからずの適温で気持ちよく浸かることができた。

営業期間は4月末から10月中旬までで、冬季は豪雪に埋もれ閉館している。