2009年05月 12日
北近江 白鬚神社
大津から国道161号を北上して高島市に入るとすぐ、
右手の湖上に赤い鳥居が見えてくる。
国道の左手にも鳥居があり、白鬚神社の本殿が建っている。
2000年近い歴史のある近江最古の神社だが
水上の一の鳥居と本殿前の二の鳥居との間に国道が通っているので
参道が無い状態になっている。
古の人々は琵琶湖の上を舟で来て参拝していただろうから、
琵琶湖自体が参道といえるが、参道が無いのは街中の神社のようで寂しい気がする。
境内もそれ程広くはなく、山の斜面を利用して
本殿や拝殿・若宮社・外宮・内宮等の社が点在している。
景色が良く、高いところから見ると、湖上の鳥居の向こうに琵琶湖が広がり、
対岸の山並みまで見渡すことができる。
この景色にひかれ、昔から多くの人が訪れ、境内には紫式部の歌碑、
与謝野晶子の歌碑、松尾芭蕉の句碑が立てられているが、
現地調査の途中なのでゆっくりと見ている暇もなく、国道をさらに北上することにした。
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