2010年06月 16日
長野 斑尾高原でみつけた霧下蕎麦の店
野尻湖から野沢温泉を経て奥志賀林道へ抜ける、今日のルート。
斑尾まできて、丘の上に「霧下蕎麦 高はし」の看板を発見した。
ちょうど昼時。ためらうことなく店へ。
そういえば、黒姫・妙高・戸隠の高原地帯は、霧下蕎麦の産地として
知られる。昼夜の気温差による霧の発生が滋味に満ちた蕎麦を育てるとか。
店はログハウス。内部は白壁で民家風のつくり。
静謐という言葉がぴったりな室内に、クラシック音楽がかすかな音で流れている。
ヨツールの大きな薪ストーブ。椅子も大ぶりだが、座りやすい。
それぞれのテーブルには、邪魔にならないよう小鉢に花が生けてある。
香ばしい蕎麦味噌。わらびのたたきはとろりと不思議な感触。
コシアブラなど、春の山菜を揚げた天ぷら。懐紙には繊細な飾り折りが。
蕎麦は、驚くほど滑らかでつるつるしたのど越しだった。十割蕎麦だが、
こんなにかろやかな蕎麦は初めて。つなぎは水のみだそうで、よほど丹念に
打っているのだろうか。
蕎麦湯はきらきら光っていた。蕎麦粉を別に茹でている・・・だったか、
説明を聞き漏らした。器だけで失礼m(__)m
玄関の風除室の横長のピクチャーウィンドウから、天気がよければ、黒姫が
望めるのかな?
向こうに見えるのは、タングラム斑尾リゾート。
オープン4年目とのことで、夫妻できりもりしている店らしい。
ひとつひとつ吟味して選んだのだろう、食器や家具に温かみがあった。
雰囲気も味のうち、と感じたひととき。ご馳走さまでした。
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