2010年12月 27日
大町〜安曇野 田淵記念館と白鳥
”クリスマス寒波”が押し寄せて、日本海側は大雪の荒れ模様だが、
信州の標高1000mの高原も、その1週間まえまでは様相が違った。
土曜日に積もった雪は翌日の晴天にさっさと消え…。
さすがに北アルプスは真っ白だ。長野市からオリンピック道路を抜け、
大町市に至る国道から望んだパノラマ。
前方20kmまでの山を確認できるIPHONEのアプリが、鹿嶋槍、爺ヶ岳、
餓鬼岳などを教えてくれた。
その足元で、誰がこしらえたのか、雪だるまならぬ雪アヒル、見っけ。
ススキの翼もついているが、陽光に溶けてどんどん形を失っていく。
しばらくは北アルプスと一緒。
安曇野・田淵行男記念館に寄り道。駐車場の看板、なぜか登山者用。^^;
日本の山岳写真家の草分けである田淵行男(1905-1989)は、
蝶の研究者でもあった。
館内のライブラリーには、田淵が描いた蝶の彩色画の本も。
カラーフィルムを手に入れることが難しい時代、必要に迫られてのこと
らしいが、緻密さのうちに美しいものへの憧れがこもっている。
大王わさび農場へ1kmという涌水の地。館の外(下というか)には
わさび田が。
犀川の白鳥湖につく頃にはあたりは薄暗くなっていた。
大好きなキンクロハジロが見当たらない。啼き声はすれど。
鴨も白鳥もまだまだ少ない。冬至を過ぎ、年を越して厳寒期に
入らないと、あのかまびすしいほどの光景は見ることができないのだ。
鳥インフルエンザを警戒して、見学者の白鳥への給餌を禁じる看板が
建てられていた。
鹿児島県出水市の状況が、早く収束してくれることを祈っている。
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2010年12月 19日
長崎・荒尾・門司 ほぼ日帰り調査
羽田を発ち、長崎空港に9時10分到着。レンタカーで南下し、長崎市の南端・
野母崎をスタートして雲仙島原経由多比良港へ。
そこからフェリーで長洲に。
長洲から荒尾市に立ち寄り、九州自動車道を北上し門司に到着。
食事をして北九州空港に到着したのが、22時半ごろ。
北九州空港は23時以降に到着する深夜便が多く、空港内も結構にぎやかだ。
出発便は翌日の午前0時50分。空港カウンターは空っぽだった。
午前2時半ごろ羽田に着く便にあまり乗る人はいないと思ったのだが、
6割ほど座席は埋まっていた。高齢者や会社員の姿はあまり見かけないが、
若い人が多く外国人の姿もちらほら。
制服はまちまちだが、威勢のいいツアコンみたいなお姉さん客室乗務員が
4人ほど、一言の無駄も無いほど手際よくお客を誘導していた。
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2010年12月 08日
私事ですが…
今、とても残念なことがある。
コーヒー豆を頼んでいた焙煎の店が営業に終止符を打ってしまったのだ。
オープンして8年。店の存在に気づいたのはその2、3年後で、以来、
ほとんど頼りっきり。
自宅からふた駅と遠くないのに、忙しさにかまけて、メール便で送って
もらっていた。
30代半ばぐらいの夫婦が営むその店に、何度か足を運んだことがある。
重労働ともいえる焙煎の合間に、ご主人が淹れてくれたコーヒーの
美味しさは忘れられない。
丁寧に選ばれた品質のよい豆と適切な焙煎によって、どんなふうに淹れても、
さわやかに澄みきったコーヒーが仕上った。
先月、いつものように注文しようとホームページを開いたら、月末に閉店
との文字が…。
焙煎したての豆の美味しさをわかってほしいと、100グラムずつの注文にも
応じてくれたり、全国発送に加えて、近所にはみずから配達もする
きめ細かなサービスだった。
手間ばかりかかって、収益が生まれなかったのだろうか?
最後になってしまったコーヒーを大切に味わっているところだが、
豆はあと10日ほどで底をつく。
新たな店を見つけようとネットを探して、コーヒー豆の全国発送をする店が
数多くあることに驚いた。
業界の競争は相当に激しいようだ。
これから、どこに頼めばよいのやら。
コーヒーに関しては、胸の中にぽっかり、穴が空いたような気分である。
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