北海道苫小牧市の調査を終え
白老町に向かうために国道36号線へ出たところで
十割そばの看板が目に入った。

そば好きの私としては北海道では珍しい十割そばを見過ごしてはいられない。
本来ならカニとかイクラとかウニ等の海鮮物を食べようと思っていたのだが…

十割そば幸舟

建物は蕎麦屋さんとは思えない赤い外壁で、
たぶん元はレストランだったのではないかと思われる。

メニューを見て二色ざるそばを大盛りで注文することにした。
二色とは田舎風のそばと白い更科そばで、
見た目では手打ちかどうかはわからなかった。
十割そばにしては味も香りもやや薄く感じたがそれなりに美味しくいただけた

二色ざるそば 大盛り

特に量が多く、そばを食べ切るのがやっとで、
一緒に付いてきたおにぎりには手を付けられなかった。
値段も安く二色ざるそばの普通盛りで750円、大盛りでも900円、
どちらか一色の単品ざるそばなら550円と
十割そばとは思えない値段設定が嬉しい。
次にこの店の前を通る機会があればまた寄ろうと思う。


その後、白老の調査も終わり温泉に浸かろうと登別温泉に向かったのだが、
何度も来たことのある登別温泉よりは、
日本の名湯と云われるカルルス温泉に立ち寄ることにした。

オロフレ荘

カルルス温泉は昭和32年に
北海道で初めて国民保養温泉地に指定された温泉で、
オロフレ荘のお湯は開湯以来100年の歴史を誇る
源泉掛け流しの名湯として知られている。

内湯

入浴料の500円を支払い入館してみると、
建物は2007年に全館リニューアルされたとのことで、
浴室も内湯はタイル張りの浴槽が五つで、温泉情緒には欠ける気がした。

内湯2

露天風呂もタイル張りの浴槽でフェンスで囲われていて
景色も眺められず、開放感も感じられなかった。
お湯も全体的に熱く、適温で浸かることができたのは一つの浴槽だけだった。

名湯として評判の高い温泉で、期待も大きかったのでがっかりしてしまった。


空港に戻る途中で白老町の国道36号を通っていると
巨大な熊が目に入ったので、思わず車を止めて撮影したが、
手前のバスと比較するとその大きさがうかがえると思う。

巨大なクマ

ちなみに白老町の名産品は木彫りのクマだそうだ。