2015年10月 09日
伊能忠敬の千葉佐原は、わくわくする街
73歳まで日本中を歩いて日本地図を完成させた伊能忠敬は、佐原の伊能家分家に婿入りした。江戸時代の佐原は
江戸に負けないほどにぎやかだったらしい。
伊能本家跡に、伊能忠敬記念館があり入場料500円で入って見た。
その入り口の向かいに見たことのある喫茶店がある。東京バンドワゴンは、玉置浩二がでていた日テレのドラマの舞台だ。
裏口から入ると、品の良い威勢のいい奥さんが出迎えてくれた。テレビの話をするとうれしそうにロケ風景を説明してくれた。ここは伊能本家の跡で、奥さんは本家の方。井上ひさしの小説では、忠敬は伊能本家に冷遇されるのだが、奥さんの話では、違うとのこと。本家は飢饉のときでも蔵を開放して街を救ったようだ。本家が分家の没落の後始末をしたそうだ。明治初期の伊能本家の図を示して、これでも最盛期の3分の1ぐらいとの説明。伊能家の話は熱が入るが、お客も入ってきたので外に出ることにした。一番史実に近い小説はどれかと聞いたら、しばらくおいて、井上ひさしがよく調べていたと説明してくれた。
この一帯は江戸時代の風情が感じられる。無理に観光化しようとしていないところが良い。忠敬の生き方にも通じるところがある。
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