2019年05月 29日
ついに泊まらなかった伊東の満鉄ホテル
もう20年以上も前に、世にも不思議なホテルとして、この現地調査日記に載せたのだが、草ぼうぼうで閉鎖されていた。一度泊まってみたかったのだが残念だ。ここはもともとお墓のあとで、岩に覆われて洞窟の入り口にあるようで駐車場の隅には忠霊塔も建っているから少し不気味な感じがした。
満州に郷愁があり、そこで苦労したが家族の思い出など、大切にしたいものを背負ってここに建てたような気がした。ここをいつも通りかかると、車は一台も停車していなく、人の気配を感じたことが無かった。内部はそのままにしてあるようで、経営者はどこに行かれたのだろう。庭から見える海は美しかった。
近くの定食屋で鯵のたたきを食べた。この鯵、食べている最中口をパクパク開けていた。食べ終わったら、骨だけの全身がぴくぴく震えていた。
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