新・現地調査日記

草ぼうぼうの荒れ果てたペンションだが、外壁や構造はしっかりしている。あたりは森林で昼でも薄暗い所だ。室内も荒れていて壁紙なども剥がれている。

2階の部屋にあがったとき、壁に茶色いものがあって、突然舞い上がってあたりを飛び回っている。よく見るとコウモリに違いない。部屋には、出入りできる隙間などみあたらないので、どこから出入りしているのだろう。きっと、厨房の換気扇の隙間などから出入りしているに違いない。

2階の部屋のドアは開いていたので、ここを閉めたらこのコウモリは外に出られなくなってしまうに違いない。だから、このままドアは開けておいた。
次の部屋に入ったら、コウモリも次の部屋まで飛んできた。きっと、配慮に感謝しているのだろう。