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 2009年09月 10日

 箱根 櫻休庵別亭『凛』


箱根の宮城野にある櫻休庵はじゃらんネットの売上ランキングで
3年連続1位の人気旅館だが、最近、別亭『凛』をオープンさせたばかりだ。
本館は強羅温泉からの引湯なのに対して別亭は木賀温泉から引湯している。

櫻休庵凛 玄関

木賀温泉は江戸時代には箱根七湯の一つに選ばれ、
徳川将軍家への献上湯にも選ばれたほどの名湯である。
櫻休庵・凛ともに温泉は立ち寄り客の受付はしておらず、
宿泊客しか利用できないのだが、特別に入浴させてもらった。

オープンしたばかりで綺麗な館内

全ての客室に掛け流しの露天風呂が付いているので、
二つある内湯は大きくはないが、貸切風呂として使用するようになっており、
ゆったりと心地よく浸かることができた。

内湯 客室の露天風呂

今回はお風呂だけでなく夕食までご馳走になってしまったが、
食事は本格的な会席料理で写真の料理の他に天ぷらや和牛のサーロインステーキほか
食べきれないほどの料理が並べられ堪能させて戴いた。

豪華な食事

夜の10時過ぎにはフルーツ付きの夜食までサービスしているそうで、
一度、ゆっくりと泊りがけで行きたい宿だ。
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 2009年09月 09日

 青根温泉 じゃっぽの湯


宮城県川崎町にある青根温泉は
江戸時代に仙台藩の御殿湯が置かれていた温泉で、
藩主専用の湯治場も造られていた由緒ある温泉として有名だ。

以前は2つの共同浴場があったが、老巧化に伴い閉鎖され、
替わってオープンしたのが『じゃっぽの湯』だ。
『じゃっぽ』とはこの地方の方言でお風呂を意味する言葉だそうだ。

宮城県青根温泉「じゃっぽの湯」

2006年にオープンしただけあって
建物はまだ新しく木の香りが心地よい施設だが、
内湯だけで露天風呂がないのは残念だ。

新しくきれいな建物

浴槽はそれなりの大きさで、10人以上が浸かれるが、
洗い場のガランは4人分しかなく、
結構、利用者が多いので順番待ちになってしまう。

浴槽1

お湯がやや熱めなので、湯舟に浸かって待っていると
のぼせてしまいそうで、是非、ガランを増設して欲しいと思った。

浴槽2

泉質は単純泉で加水・加温等一切なしで掛け流しにされていて、
さらさらした気持ちの良いお湯だった。

清潔な館内

入浴料は300円と安いのにシャンプーとボディソープが備え付けられているのは
良心的で嬉しく感じた。
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 2009年09月 03日

 奥美濃 湯の平温泉


岐阜県郡上市ひるが野高原の麓(旧高鷲村)にある湯の平温泉は
長良川の源流沿いに建つ公営の立ち寄り温泉だ。

湯の平温泉 湯の平温泉 建物

内湯と露天風呂・打たせ湯があり、露天風呂は滝見の湯と名付けられているが、
滝とは名ばかりで実際には砂防ダムから川の水が流れ落ちているだけの景色で
チョットがっかりさせられる。

内湯 露天風呂

せっかく日本有数の清流である長良川沿いの立地なのに、
湯舟からは周囲の緑を眺めるだけで、川の流れを望むことはできないのも残念だ。
新築の時にもう少し工夫をすれば良かったのに…。

打たせ湯

それでも、お湯はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で無色透明。
お湯に浸かると肌がつるつるとしてきて気持ちの良い温泉だった。

岩で造られた露天風呂も深さはないが広々としていてゆったりと浸かることができた。

入浴料は500円で毎週木曜日が定休日。
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 2009年09月 02日

 信州上田 岳の湯温泉雲渓荘


旧武石村にある岳の湯温泉雲渓荘は山の奥、
武石川の渓流沿いに建つ1軒宿の温泉旅館だ。

岳の湯 

旅館の外来入浴は宿泊客が利用する16時以降は断られるのが普通だが、
ここは夜10時まで受け付けてくれるありがたい旅館だ。
料金も400円と安いのが嬉しい。

ひっそりとした佇まい

露天風呂はなく内湯だけだが、湯量が豊富で無色透明なお湯が
掛け流しにされており、いつも湯舟からお湯が溢れていて
非常に気持ちのいい温泉だ。

内湯 気持ちの良い湯

泉質はアルカリ性単純泉で元禄の時代から胃腸病に効き、
身体がよく温まるお湯として地元の人々に親しまれてきたそうだ。
この名湯を昭和51年度に全面改装し村で運営してきたとのことだが、
公営の施設としては館内や浴室の清掃も行き届いており、
清潔感があり、好ましく思った。

清潔な館内

お風呂から上がって外へ出ると夕方の風は涼しく、
温泉で温まった身体でも肌寒いくらいだ。
渓流の上には赤とんぼが飛び交っている。
標高1000メートル。
山の秋は駈け足でやって来る。
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 2009年08月 19日

 君津 白壁の湯


君津市街から鴨川へ向かった山の中に「ロマンの森共和国」という施設があり、
その敷地内に「白壁の湯」はある。
小糸川の渓谷沿いに位置し、深い緑に囲まれた静かな所だ。

白壁の湯

内湯と小さめの露天風呂があるだけの素朴な雰囲気の温泉で、
それぞれの湯舟から小糸川が作り出した高さ100メートルの断崖を
望むことができるようになっている。
この断崖が白い色をしているので白壁の湯と名付けられたようだ。

内湯 露天風呂

泉質は硫黄ナトリウム・塩化物冷鉱泉で糖尿病などに効果があるとのこと。
露天風呂は少し熱かったが、内湯は適温でゆっくりと浸かることができた。

断崖を望む

入浴料は800円だが別料金で屋外プール等の施設もある。


※ロマンの森共和国 → 公式サイト
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温泉津の温泉街は石見銀山とその周辺地域として
ユネスコの世界遺産に登録されている貴重な温泉街だ。

温泉街

数多くのお寺など19世紀以前の建物から20世紀の建物まで
重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、
郷愁を感じさせてくれる、どこか懐かしい町並みが続いている。

 中途半端に古い建物 旧薬師湯

今回はその温泉津温泉にある立ち寄り温泉の薬師湯へ行ってきた。
 薬師湯

この薬師湯は日本温泉協会の天然温泉の審査で全国に12箇所しかない
『オール5』の評価を受けた100パーセント掛け流しの温泉だとのこと。
期待して入ってみると露天風呂などは無く、
思ったより小さめの楕円形の内湯が一つだけで、5人も浸かれば満員になりそうだ。
湯口からは46度の白濁したお湯が流れ出ており、やや熱過ぎる気がした。

内湯

源泉掛流しのお湯らしく、浴槽の縁や浴室の床には湯の花の成分が堆積して
鍾乳石のように盛り上がって凸凹している。
北海道で浸かった知内温泉も同じようだったが、
やはり温泉の成分が濃いのだろう。
効能がありそうな感じだ。

湯の花 湯の花2

入浴料は300円だが洗髪する場合は350円になる。
シャンプーや石鹸は置いてないので持参する必要がある。
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今日は越後湯沢に現地調査です。
久しぶりの新幹線利用で現地へ直行。
「Maxとき」で約1時間半っ!速いっ!
転寝するまもなく、越後湯沢に着きました。

駅前に公園があり、大きな石碑があるので、近づいてみると…

 

『国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった…』
細かい活字を見ることが何よりの入眠法と自負できる僕でさえ、
知っている、このフレーズ。
川端康成:作 『雪国』の石碑でした。



そう。越後湯沢は、『雪国』の舞台となった場所なんですね。
ただの温泉地だけじゃないんです。文学的歴史のある町なんですね。
それでは『雪国』とはどんな話かと言うと…
 ・
 ・
 ・
ごめんなさい。知りません。
知っていたのは例のフレーズだけ。
もし、読んでいればもっと感動もあったと思います。残念。

立ち去ろうとして、ふと脇にあった池を見ると、



うっすらと、湯気が上がっています。
まさかと思い、手を入れてみると…温かいんです。
そう、この池の水(湯)は温泉なんです。
場所から言って、間違いなく天然温泉でしょう。
惜しげもなくオブジェに使うなんて…



なんて、豪気なんでしょう。
小市民の僕はもったいないとさえ感じてしまいます…

» 続きを読む

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 2009年07月 10日

 小諸市 あぐりの湯こもろ


長野県長和町の現地調査を終え、
何時ものように温泉に浸かって帰ろうと思ったが、
この周辺の立ち寄り温泉はほぼ行き尽してしまっているので、
少し寄り道にはなるが小諸にある『あぐりの湯』に行くことにした。

あぐりの湯 入口

500円を払って入館したが、
高台に建てられているので非常に見晴らしが良く、
露天風呂からは浅間山から烏帽子岳まで連なる浅間連山を
パノラマで見渡すことができる。
さらにサウナの壁も一面が窓になっていて山並みが一望できる
眺望自慢の施設だ。

見晴らしの良い露天風呂 露天風呂2

お湯はナトリウム塩化物泉で加熱、循環式になっているが、
少し黄色味がかった色をしており、臭いはない。

お湯の温度も適温に調整されているので、
眺望を楽しみながらゆっくりと露天風呂を楽しむことができた。

内湯

施設の中に地域特産農産物直売所が併設されていて、
地元産のブルーベリーやグスベリーなどが安価で販売されているのも嬉しい。

売店
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天城湯ヶ島から土肥へ向かう国道136号線沿いにある
日帰り温泉『湯治場ほたる』へ行ってきた。

湯治湯ほたる

船原川の渓流沿いに建っているので、
この時期は宵になると蛍の舞う姿を見られるそうだが、
時間が早過ぎたのか、蛍を眼にすることはできなかった。

入浴料は1日で1200円、1時間だと700円(タオル付き)だが、
さすがに1時間だと長湯を楽しむことはできず、やや残念な気がした。

浴場の戸を開けると、誰も居ないと思っていたのに
湯舟の中に何人かの人影が見えるので不思議に感じたが、
良く見るとみんなお地蔵さんであった。

誰かいる?

屋根はあるが壁のない半露天風呂になっており、
外が明るく、お地蔵さんは影になって見えるので、
本当に人が浸かっているように見える。

お風呂に入るお地蔵さん

浴槽はプールほどもある広さを3段に仕切ってあり、
湯口から離れるほど温くなっていくようになっていて、
真ん中の段が私には適温だった。

渓流を眺める

もし、時間の制限がなければ下の段の温めのお湯で、
ゆっくりと浸かることができたのにと思うが、
船原川の渓流を眺めながらの温泉浴は充分に楽しめた。
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湯遊ランドはなわは湯岐温泉干泥の湯を引き込んだ日帰り温泉だが、
第三セクターの運営でレストランや宿泊施設も併設されており、
比較的、規模の大きい施設だ。

湯遊ランド はなわ 

平日の午前中だったので空いているかと思ったが、
地元の年寄りで結構賑わっていた。

湯遊ランド はなわ 入口

内湯・露天風呂ともに加熱のうえ循環式になっているが、
浴槽が広いのでゆったりとした気持ちで温泉浴を楽しめる。

内湯

露天風呂も周囲を丙で囲ってあるが、広いので圧迫感はなかった。

露天風呂1 露天風呂2

お湯はアルカリ単純泉が適温に調整されており、
ゆっくりと浸かれ、長湯も楽しめるが、
洗い場のシャワーの温度が熱くなったり冷たくなったりと一定しないのが
気になった。

入浴料は800円と公営の施設にしては高いほうだが、
脱衣所にもテレビが置かれている等、
ゆっくりと過ごせるように工夫はされているようだ。

キャンプ場やダリア園も併設されており、シーズンになればかなり賑わうそうだ。
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