今日は那須への出張で、一物件だけの調査なので時間がたっぷりある。
昼食をとることにして途中の栃木インターで降りて
旧粟野町(現在は鹿沼市)へ向った。

たろっぺ茶屋たろっぺ茶屋

粟野町は群馬との県境に近い山間の町で、そばの産地として知られている。
山に向って進んで行くと田舎にしては多くの蕎麦屋さんが点在している。
その中に『たろっぺ茶屋』という蕎麦屋さんがあり、
今年の春頃にテレビで紹介されたらしく、いつも行列ができている。

店内の様子店内の様子

今日は雨模様で時間もまだ11時だったので、待たずに入店することができた。
前回来た時はもりそばと岩魚の塩焼きを食べたので、
今日はワサビそばの大盛りを注文してみた。

突き出しの三品突出しの三品

嬉しいのは突き出しとして「かぼちゃの煮付け」「こんにゃくの煮付け」
「キュウリと白菜の浅漬け」の三品が無料で付いて来る事だ。
これは一席に一つと決まっており、一人でも二人でも三人でも同じ量なので、
一人で行くと非常に得した気持ちになる。
そばが来るまでの間に食べていると満腹になりそうな気がした。

ワサビそば大盛りワサビそば大盛り

ワサビそばは地元産のそば粉を二八で打ったもりそばに
ワサビの花のつぼみや茎が散らしてあって、ピリッとして美味しかった。
普通盛りで800円、大盛りが1050円は、突き出しの三品を考えると格安だ。



帰りは久し振りに板室温泉の公営の日帰り温泉施設
『健康のゆグリーングリーン』に立ち寄ってみた。

板室健康のゆグリーングリーン板室健康のゆグリーングリーン

ここの露天風呂は「大空の湯」と「綱の湯」があり、
1週間ごとに男女が入れ替わるシステムになっているが、
今までに5度は来ているのに一度も「綱の湯」に浸かったことがなく、
今回初めて「綱の湯」に浸かることができた。

綱の湯綱の湯

大きな岩の露天風呂には丸太の屋根が架かり、
そこから太い綱が何本かぶら下がっている。
湯舟が深いので綱にぶら下がりながら体を浮かせて入浴するそうで、
板室温泉独特の入浴方法だそうだ。

綱がぶら下がっている綱がぶら下がっている

板室温泉は昭和30年代前半には1箇所の共同浴場を中心に
湯治客で賑わっていて、湯舟の底から源泉が湧き出す共同浴場は、
より多くの人が入れるように深くなっていたので、
湯治客は安全のために綱につかまりながら入浴をしたそうだ。
「綱の湯」はかっての湯治場の風情を再現したものだとのこと。

入浴料は大人500円で冬季の営業時間は10時から18時まで。