白州での現地調査を無事に終え、
「近くにどこか面白い所ないかな…?」
と、カーナビを操作していると、
長野県の富士見町に『井戸尻遺跡』なるものが出てきました。
信州生まれの僕ですが、
井戸尻遺跡の名前は知りませんでした。
早速車を走らせると、
まず、趣のある水車小屋が僕を迎えてくれました。
 

その奥には昔、社会科で習った、『竪穴式住居』がありました。


……ん?『竪穴式住居』の時代に『水車小屋』があったかな…?

 ・
 ・
 ・
……ま、時代考証に口出し無用ということで、早速散策を開始しました。

そこには復元された竪穴式住居と、実際の住居の跡がありました。






復元された竪穴式住居に入ることが出来るので、
ちょっと入ってみました。
入口は狭く、大人がやっと通れるぐらいの広さです。

中はというと……真っ暗!…

外はまだ日があるのに、中は真っ暗です。
そりゃ、縄文時代に電気は無かったでしょうけど、
見せるために作っているんですから、灯りくらいは欲しいですね。
携帯の明かりをつけ中を見ると…中は意外に広く、
真ん中に囲炉裏らしきものがあり、さらに8脚の丸太椅子があります。
 

太古の人たちは椅子で生活していたんですね。
ちょっと驚きです。

しかも2階建になっており、
上にも上れるようになっていました。

上は寝室だったのか、それとも何か物を置いておく場所だったのかわかりませんでした。


さてさて、この井戸尻遺跡、いつごろのものなのか調べてみると、
なんと!7000年前から住居を構えていたようです。
紀元前5000年…一体その時代、このあたりはどうなっていたのでしょう?
ちょっと想像がつきませんね。

もしかしたら、僕の遠いご先祖様がここで生活していたのかと考えると、
ちょっと素敵な気分になれました。

近くに資料館もあるので、今度時間があるときにゆっくり来てみようと思いました。