宮城蔵王の調査の帰り、遠刈田温泉に寄ってみた。
ここは、日本の温泉遺産100選に選ばれた名湯!

温泉街の中心地に「神の湯」と言う真新しい温泉施設があり、
入り口に無料の足湯施設があった。
時間の都合で今日は足湯を体験。400年の伝統ある温泉で、
蔵王信仰登山の本拠地として栄え、湯治場として今日に至っている。
 
足湯施設

この施設のすぐ裏手に赤い鳥居が一際目立つ蔵王刈田嶺神社(里宮)がある。
この神社は、安永風土記に「蔵王権現御旅宮」として紹介され、
毎年10月8日から4月8日の冬季間、蔵王山の本宮から
この里の宮に神が降りて来られると伝えられている。
また、この神社の縁起から今日でも「月山は一度盗みても参詣よ。
刈田山は盗心ある者は参詣すべからず」と語り継がれている。

社内には、祭神の天之水分神(あまのみくまりのかみ)国之水分神(くにのみくまりのかみ)と蔵王権現の他、温泉の神などが祭られている。