2010年04月 02日
長野県大町市 山岳博物館付属動物園
「リゾート物件情報・夏号」の「田舎暮らし第1段階 移住・2地域居住に
向けて」の取材先は、長野県大町市。
折悪しく寒波襲来、3月下旬にしては激しく雪が降り続く中、鷹狩山の
中腹にある山岳博物館に立ち寄った。
博物館は、北アルプスの山並みと市街地を一望する高台にある。
終戦まもない1940年代に、地元の若者たちによって、山岳都市である
大町の歴史・芸術・民俗・産業・自然科学といった基盤を整理・展示、
併せて調査・研究をする館として設立された。
展望室から望む北アルプスとまち。あいにくの天気で、パノラマは
望むべくもない。
黒部アルペンルートの信州側の玄関口だけに、日本登山史の
ドラマも背負うまち。収蔵品は訪れた者を圧倒する。ピッケルや
アイゼンの道具としての美しさ、遭難したひとびとの遺したメモや手紙、
ナイロンザイル裁判の際の実物のザイルなど、思わず凝視してしまう。
登山はスポーツである一方、生と死の記録でもある。
閉館まぎわだったけれど、屋外に併設された動物園も駆け足でのぞいた。
シベリアオオヤマネコは、近づいてくれたけれど、撮影の機会を逃した。
威厳があるのに、可愛らしい顔をしていた。
小さな池には春の始まりのザゼンソウ。
ホンドキツネ、フクロウやチョウゲンボウ、トンビに加えて、なぜか
ハクビシンが。
赤ちゃんの時に道端で保護されたとか。
人懐かしそうにうるんだ瞳でみつめるカモシカは、市の獣でもある。
ちなみに市の花はカタクリ。鳥はライチョウ。
館の前にあるカモシカの親子のブロンズがまちを見おろす。
アルプスに雪雲がかかっている。
写真の真ん中あたりに見えるのは、大町ダムだろうか。
東京は桜の季節だけど、このまちの桜は、4月半ばを過ぎて、
ようやく満開になるそうだ。
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