2012年01月 20日
山中湖 真夏のカフェ
初雪の東京。水っぽい牡丹雪だったけれど、午後には雨に変わった。
日本列島が冷えこむこんな日、ふと真夏の避暑地の強い日差しが
懐かしくなることがある。
一昨年の夏、山中湖のマンション取材の際に見つけたカフェ。
’70年代のテニスブーム、’80年代後半のバブル期のリゾートブームに
のった山中湖村周辺の変貌は激しかったけれど、養蚕農家がひっそり
残る一角にあった。
明治年間に甲州の主要産業を担った養蚕。このカフェはとくに大きな
農家の跡に建てられたようだ。
かつての姿をとどめているのは、よく手入れされた門のみ。
店は深い生垣に覆われている。
湖を望む立地ではないけれど、木漏れ日がここちよい。
平日のためか、テラスのお客さんは私のほかひと組。
たくさん歩いて汗をかいたので、ソフトクリームをぱくついたが、
冷たさを謳歌できたのは最初だけ。だんだん食べるスピードが鈍くなり…。
1000mの標高は、夏でも肌寒さを感じることがある。
山中湖には1年を通して白鳥が棲み、富士山と一緒にマンホールの蓋の
レリーフに納まっている。
年間平均気温8℃、冬の寒さは北海道級の気候と、餌が完備されている
厚遇が、白鳥には居心地よいのだろう。
結局、涼しいお話に戻ってしまいました。…
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