2017年05月 06日
和紙の里小川町は落着いた住宅街
小川町は寄居や東松山より遠くなので、都内への通勤は無理だと思っていたが、マンションや住宅団地を結構多く見かける。快速急行で1時間少しで池袋に着くのだから、充分通勤可能な地域のようだ。小川町の駅まで来ると田園地帯と丘陵に囲まれ、自然環境がその手前の駅までとは明らかに違ってくる。
住宅地の間に渓流や沼があり、古い寺社も多くある。駅裏のみどりが丘団地の奥には、鬼ヶ谷津沼があり、のんびりと亀が日向ぼっこをしている。
能満寺を経て武田信玄の異母弟武田信実の菩提寺輪禅寺でお参りをして、丸いしめ縄をくぐる晋光寺に立ち寄った。
少し歩くとまた、住宅団地があり、そこにも菖蒲沢沼があり、藤の花が咲いていた。
和紙の里など伝統工芸の施設もあり、小川駅前には古い商店街が立ち並ぶ。ゴールデンウィークなのに人通りも少なく閉まっている店も多かったが、駅の入り口に安政二年創業女郎うなぎの看板を見かけたので入ることにした。割烹旅館で、古い建物は綺麗ではないが風格はある。吉原の花魁が先代に伝えたといううなぎ料理で、田山花袋もたびたび訪れたという旅館だ。ここで、一番安い蒲焼を食べることにした。
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