山中湖村の『紅富士の湯』に浸かってみた。
この温泉は富士山の景色がセールスポイントになっていて、内湯からも、二つの露天風呂(岩風呂とヒノキ風呂)からも優美な富士山の姿を間近に望むことができる。

露天風呂は39度とぬるめだが、その分ゆっくりと浸かることができるので景色を堪能できた。内湯は41度の適温でガラス越しに富士山を望むことができる。

建物はまだ新しく、浴室内も広々としており気持ちの良い温泉だった。


ただし、営業時間が午前10時から夜9時までなので、名称になっている『紅富士』を見ることができないのは残念だ。
入館料は700円で火曜日が定休日。


《早朝の太陽は地平線近くにあるので、波長の短い青色の光は、長い大気層中の空気分子にぶつかり、四方八方に飛び散り、散乱してしまう。一方、散乱しにくい赤色の光は、より遠くまで到達し、早朝の富士山を照らし出し、冬の真っ白い山肌に映えて『紅富士』となるので、早朝しか見ることはできない。》