2009年03月 18日
鎌倉市・明治から歴史を刻む別荘
仕事柄、折あるごとにさまざまな別荘と出会うのは
なかなかに楽しい。
先日、横浜市戸塚区で、1939年竣工の旧財閥・住友家の
俣野別邸が焼失した。公開も予定されていただけに、残念だ。
俣野別邸と同時代の別荘建築として、機会があると足を運ぶのは、
鎌倉市長谷にある前田公爵の別邸だ。
1890年(明治23年)に新築された茅葺屋根の建物が
関東大震災の被害を受け、1936年(昭和11年)に
現在の洋館に全面改築された。
![null null](https://reson-ltd.co.jp/diary/media/thumbnail/6_20090318-maedabettei.jpg)
敷地は9000坪あまり。何より、ロケーションがよい。
門から林の中のゆるやかな坂を登り、招鶴洞(しょうかくどう)と
名付けられたトンネルを抜けてしばらく歩くと、小高い山を
背景にどっしりとした別邸と広大な庭園の眺めが広がる。
現在は「鎌倉文学館」として、1・2階を公開。
小規模ではあるが、年に数回、吉田秀和(音楽評論家)、
田村隆一(詩人)といった鎌倉にゆかりの深い文人たちをテーマに
企画展示を行なっている。
居間やバルコニーから望む由比ヶ浜、アールデコを控えめに
とり入れたステンドグラスやシャンデリアなど、写真をお見せしたい
ところだが、内部は撮影禁止。
表玄関のドアだけこっそり撮影。鎌倉彫が美しい。
第2次大戦後、主を失った別邸(あえて別荘と呼ばない)は、
紆余曲折を経てある人への“貸別荘”だった一時期も。※調べてみて下さい。
江ノ電由比ヶ浜駅から歩いて10分。
連休に足を運んではいかが?
※鎌倉の海では、3月11日からシラス漁が解禁に。
漁港のある江ノ電腰越駅から江ノ島にかけて、
シラス料理を供してくれる食事どころも多数。
運がよければ生シラスを享受できるかも。
ふっくらした釜揚げも、美味しかったけれど。
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