2011年05月 23日
神奈川県 藤野地区その2.
「県立芸術の家」
中央本線・藤野駅まで、新宿から1時間。
9800人ほどが暮らす藤野エリアは、現在、彫刻・絵画・童話・音楽…
など多彩な分野のアーティストが移住し続ける”芸術村”でもある。
都会からほどよく離れ、森・湖・里山の自然に身をおき、制作にいそしみつつ、
地域共同体の一員としてさまざまな行事にかかわるアーティストも少なくない。
野山や相模湖のほとりなどいろいろなところに、数10点のオブジェが点在
している。
1986年、芸術体験施設として竣工したりっぱな”ハコモノ”「県立藤野
芸術の家」。
陶芸や木工、ガラスなどのワークショップが頻繁に開かれ、音楽ホールや
宿泊施設のほか、バーベキューやキャンプサイトも備える。
ひろびろと手入れのよい敷地にも、数々の作品が。
「絵画のための見晴らし小屋」内のピクチャーウィンドウ。
啄木鳥くんの作品?
取材は大震災からひと月後。犠牲者を悼んで、半旗が掲げられていた。
第2次世界大戦前後に藤田嗣治ら多数の画家・彫刻家らが疎開し、
「山と湖のまちを一大芸術村に」と構想を練ったというエピソードをもとに、
県が「ふるさと芸術村構想」をあらためて展開したのが1980年代。
それから20年あまり。
2004年には「芸術」としての授業を展開する「シュタイナー学園」が誕生。
最近では、再生可能なエネルギーを探る、脱石油・脱原発といったパーマ
カルチャー系の暮らしを模索するひとびとの移住も進む。
水源地ゆえに開発を免れた豊かな自然と穏やかな里山の風景が、このまち
ならではの来歴とあいまって、時代感覚に鋭敏なひとびとを引き寄せている
のだろうか。
相模湖や中央高速をはるか下に見おろす体験型の「宿・借農園」には、
そよそよと優しい風が吹いていた。
9800人ほどが暮らす藤野エリアは、現在、彫刻・絵画・童話・音楽…
など多彩な分野のアーティストが移住し続ける”芸術村”でもある。
都会からほどよく離れ、森・湖・里山の自然に身をおき、制作にいそしみつつ、
地域共同体の一員としてさまざまな行事にかかわるアーティストも少なくない。
野山や相模湖のほとりなどいろいろなところに、数10点のオブジェが点在
している。
1986年、芸術体験施設として竣工したりっぱな”ハコモノ”「県立藤野
芸術の家」。
陶芸や木工、ガラスなどのワークショップが頻繁に開かれ、音楽ホールや
宿泊施設のほか、バーベキューやキャンプサイトも備える。
ひろびろと手入れのよい敷地にも、数々の作品が。
「絵画のための見晴らし小屋」内のピクチャーウィンドウ。
啄木鳥くんの作品?
取材は大震災からひと月後。犠牲者を悼んで、半旗が掲げられていた。
第2次世界大戦前後に藤田嗣治ら多数の画家・彫刻家らが疎開し、
「山と湖のまちを一大芸術村に」と構想を練ったというエピソードをもとに、
県が「ふるさと芸術村構想」をあらためて展開したのが1980年代。
それから20年あまり。
2004年には「芸術」としての授業を展開する「シュタイナー学園」が誕生。
最近では、再生可能なエネルギーを探る、脱石油・脱原発といったパーマ
カルチャー系の暮らしを模索するひとびとの移住も進む。
水源地ゆえに開発を免れた豊かな自然と穏やかな里山の風景が、このまち
ならではの来歴とあいまって、時代感覚に鋭敏なひとびとを引き寄せている
のだろうか。
相模湖や中央高速をはるか下に見おろす体験型の「宿・借農園」には、
そよそよと優しい風が吹いていた。
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