日本最古の立体交差駅として有名な折尾駅。(福岡県北九州市)
この駅には、もう一つ名物がある。
それは、
今では数少ない、ホームでの駅弁売りがいることだ。

しかも、その駅弁売りが売っているのが、
東筑軒(とうちくけん)のかしわめし。(かしわめしとは鶏飯のこと)
この駅弁は、『うまい駅弁JR九州No.1』に選ばれた駅弁らしい。

折尾駅に着く前に、「折尾駅で5分ほど停車します」というアナウンスがあり、
電車がホームに入り、ドアが開くと同時に
「べんとー、べんとー」
という声が聞こえてきた。

この日はもう午後3時を過ぎていて、昼食もとっくに済ましていたので、
駅弁を買う気はなかったが、
気になって、近くを通る時に身を乗り出して見たせいか、目が合ってしまった。
折尾駅の弁当売り
「買わなくていいんですか?」という声が聞こえてきそうな表情。

今ではここだけ
折り返し、2度目に通り過ぎたあと、
電車は停車時間を過ぎ、ドアが閉まった。

そして、電車が駅を出発した後に、
あー、やっぱり買えばよかったと後悔。

次回(あるかどうかはわからないが)は
必ず駅弁売りのおじさんから駅弁を買おう!と強く心に誓ったのは
いうまでもない。



この折尾駅での立ち売り販売は、
1921年(大正10年)7月に 折尾駅・直方駅にて立ち売りによる弁当販売が開始
され、現在は、鹿児島本線折尾駅4・5番ホームで、立ち売りが行われている。
2011年6月に販売員(山口さん)が体調を崩して自宅療養となり中止されていたが、2013年2月から新たなスタッフで再開されたということだ。



「かしわめし」はこちらでチェック

有名な販売員の山口さん(惜しまれて退社されたようです。)

現在の立ち売りのおじさんはこんな人!

東筑軒の公式サイト