紋別は雪の降った時期に来たことが何回かあるが、夏は初めてだ。オーホーツクの流氷が観光の目玉で、広い原野や牧場に囲まれ北海道の雄大さに触れることは出来るが特に目立つ場所はない。冬は道も凍っているので、市内も歩きにくかったが、今回はあちこちに出歩くことが出来た。夜は、人通りも少なく港は船が繋留されているだけで人気はない。構内を動いている船は見当らない。

早朝、日の出を見ようと朝4時半にホテルの展望スペースに上がってみたが、雲で日の出は見られない。ちょうど、冬のときもそうだったが、漁船群が港を出港するところだった。冬は太陽の昇る方向に船団が直線に並びとても勇壮な景色だった。時期によって.、漁の種類が違うようで、夏場はホタテなどが対象のようだが、舟は港を出ると左に旋回し沖に向っていった。

10人ほど乗れそうな比較的大きな船が船団を組んで出港すると、しばらくしてそれより一回り小さい船が数隻順番に出て行く、更にしばらくしてもっと小さな船が次々と港を出て行く。それぞれ漁の対象が違うのだろう、順番も決まっているようだ。

紋別は魚介類が豊富で、新鮮な海鮮料理が楽しめる。金額も安い。ここまで、来る人も少ないのでヒコーキも予約が取りやすい。ホテルの夕食は、ホタテづくしを頼んでみたが、新鮮なほたてはおいしかった。朝はバイキングだが、種類も多く、より取りみどりでとても満足できるものだった。