現地調査を無事終え、信州安曇野を走らせていると、
「大王わさび農場」と言う看板が目にとまりました。
僕はわさび漬けが大好きで、かねがね一度本場のわさび漬けを食べてみたいと思っていました。
きっと、ここはわさび漬けの直売場だと思い、
自分へのお土産に寄っていくことにしました。
到着してみてビックリ!
立派な建物がどーんと構えており、大型バスが何台も停まれる広々とした駐車場があります。

「農場」と言うよりは「観光施設」と言った感じでした。
現に一台観光バスが駐車されていて、賑やかでした。

入場料を取られるかと思いきや、タダで入れると聞き、一安心。
早速意気揚々と内部に乗り込んでいきました。

内部に入ると、まず、その広さに度肝を抜かれました。
総面積15ヘクタール(!)
東京ドームが3つスッポリ入ってまだお釣りが来ます。
全てはとても見切れないので、一部を観て行く事にしました。
まず、印象に残ったのは農場に沿って流れる蓼川。
水はとても清んでおり、全く濁りがありません。
(現にわさび農場にもこの水が引かれているそうです)
そして、岸には3台の水車小屋があります。

初めてここに来ましたが、なんだか懐かしいような感覚でした。
聞くところによると、この風景はとても有名で、
黒澤明監督の映画「夢」や、
山下清画伯のドラマ「裸の大将」のロケ現場として使われたそうです。




内部は一面のわさび畑で、1年中収穫ができるそうです。
また、わさび畑ばかりでなく
かつて、この地を治めており、坂上 田村麻呂と戦ったという八面大王の神社がありました。

また、石垣に組まれた「大王窟」という洞穴もあり、

早速、中に入ってみました。
内部は20メートルほどで最深部には
何時の時代に彫られたのか八面大王が奉られてていました。

この他にも、大王様の見張り台と言う、小山があり頂上には球体のオブジェが。
 
このオブジェ、何時の時代に作られたのかは不明で、昔からあったそうです。
(ちなみに球体に石を削ると言うのはとても高度な技術が必要だそうです)
この他にも石塔や安曇野に数多く存在すると言う道祖神もあり、



とても穏やかな気持ちになることができ、思いがけず楽しむことが出来ました。
今度はゆっくりと時間をかけて来たいです。