山梨県の旧上九一色村は南半分が河口湖町と合併し富士河口湖町に、
北半分は甲府市に編入されており、『上九の湯』は上九一色村役場があった
古関地区にあり、現在は甲府市になっている。

上九の湯

ふれあいセンターという鉄筋コンクリートの立派な建物に併設されていて、
温泉のほかにプールも備えられている。温泉施設としては内湯の他にサウナ・
水風呂・露天風呂・打たせ湯があるが、普通のクアハウスのような造りで、
あまり温泉という雰囲気はしない。

内湯1 内湯2

現在はたいていの温泉施設に備えられている『掛け湯』の設備も無いわりには、
至るところに浴槽に浸かる前に必ず掛け湯をしましょうという貼り紙がしてある。
よほど利用者のマナーが悪いのだろうか?

露天風呂も高いコンクリートの塀に囲まれていて景色はまったく見えず、
空を望むだけで浸かろうという気にはならなかった。

泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉ということだが、
館内のどこにも泉質の表示が見当たらず、本当に温泉なのかと
疑問に思ったほどだ。

温泉スタンドがあり、1リットル1円で販売しているくらいなので、
温泉であることは間違いないのだろうが… 

送迎バス

入浴料は甲府市民なら300円だがそれ以外の人は700円と
公立の施設にしては高いほうだ。

定休日は毎週木曜日。