北海道南部に位置する乙部町というところに現地調査で行ってきた。
帰りの便は新千歳空港からなので、長万部を通過する。

今回は必ずカニめしを食べようと心に誓っていたので
空腹であったが我慢して、長万部に辿り着いたのは午後4時だった。


国道5号線沿いには「カニめし」の看板を揚げた店が建ち並び、
どこで食べようか迷ったが、駅弁であまりにも有名な「かなや」のドライブインがあったので、
ここなら間違いはないだろうと思い入店した。


1050円のかにめしを注文したら、
予想通りご飯の上にほぐしたカニの身がびっしりと敷き詰められた弁当が出てきた。


期待を裏切らない見た目に満足して、早速、箸を付けたが、味はイマイチだった。
身がパサパサに乾いていて、ジューシーで濃厚なカニの旨みが感じられない。
非常に空腹だったので完食したが、三十数年前、
学生時代の帰省の折に食べていたカニ飯の味とは随分違っているような気がした。