2009年03月 29日
信州新町・長野県初の道の駅、20年目
信州新町は、長野市と松本市を結ぶ国道19号沿いの町。
1990年、長野県の道の駅認定第1号としてオープンした
「道の駅 信州新町(地場産業開発センター)」に、
ひさびさに立ち寄った。
犀川と国道に挟まれた細長い敷地に沿って、建物も
細長く配置されている。
19年前の開業当初は、地場の木工品や焼きもの、
みやげものを販売。隣接するログのレストラン「トム・
ソーヤの家」で食事をとったこともある(メニューは洋食のみ
だったと記憶)。
その後、地場の野菜の販売はもちろん、蕎麦やおやきなど、
信州の郷土食もまかなうように。
とくにお蕎麦屋さんは、もっとも基本的なメニュー「ざる」が
さる1月、長野県内の道の駅など50施設で供されるメニューの
ベスト1として「金賞」を受賞。
受賞効果か、すでに定評があるのか、ひっきりなしに
お客さんが訪れていた。
カウンターの中で調理をする女性たちにも活気が
感じられる。
蕎麦は手打ち。ガラス越しに職人さんのパフォーマンスも
みえる。
豊富なメニュー。しかも安価だ。
肌寒かったので、温かい蕎麦を所望した。
セルフサービスだが、大盛りと見まがうヴォリュームと
丼の重さにびっくり。
正直なところ、醤油の塩辛さの勝ったつゆの味は
好みではなかったが、町の西にある左右(そう)高原産という
蕎麦そのものは、打ちたて・茹でたてだけあって、美味しい。
周りをみわたすと、かなりの確率でざるを召し上がっている。
そういえば、受賞したのは「ざる」だっけ。
大きなアルミのやかんにさりげなく入っていたのは、
これ以上ないと思われるほど濃厚な蕎麦湯。
つゆの好みはともかくとして、ざるにすべきだったぁ。 (・x・ ).
一方、隣のおやきコーナーにはお客さんがほとんどいない。
店の人は手持ち無沙汰の様子で気の毒だった。
オープンから3年後の1993年、長野道が豊科から更埴まで
延伸し、国道を通る車は減少したようだが、
さすが県内では道の駅第1号、名物を前面に押し出して
頑張っているようだ。
信州新町の名物といえば、昭和初期から続く羊の飼育による
ジンギスカン料理の店も、有名な「むさしや」をはじめ国道沿いに8店。
道の駅にジンギスカンを供してくれるコーナーはないが、みやげものとして
羊肉をたれに漬け込んだレトルトパックは販売している。
追記:前出の「トム・ソーヤの家」に「ジンギスカン定食」があるそうだ。
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