会津若松の中心街にある蕎麦屋の桐屋権現亭へ行ったら
定休日だったので別館である桐屋夢見亭へ行くことにした。

夢見亭 奥会津の曲がり屋を移築
夢見亭                 奥会津の曲がり屋を移築

夢見亭の建物は奥会津只見町の木こりの元締めだった
曲がり屋を移築復元したそうで、昔懐かしい雰囲気がする。
桐屋のご主人は作家、村松友視の小説『夢見そば』のモデルになった人で、
その関係からこの建物は『夢見亭』と名付けられたそうだ。

建物の命名由来 店内の雰囲気
建物の命名由来           店内の雰囲気

桐屋の蕎麦は地元会津産のそば粉を使用するのがセールスポイントだが、
更に限定のこだわりそばが三種類あり、飯豊権現そば(飯豊名物、
そばの実の芯の粉、一番粉を使った白く透き通るようなそば)、
会津頑固そば(その年の最上のそばを選んで石臼で挽き、
つなぎを一切入れずに打ち上げたこだわりのそば)、
会津のかおり(本格栽培がスタートして間もない福島県オリジナル新品種で
香りと弾力のあるコシが特徴の石臼挽き十割そば)
それぞれを単品で頼むと一人前が1500円だ。

そば三昧の大盛り 説明書きが付いてくる
そば三昧の大盛り          説明書きが付いてくる

三種類を一度に味わえる『そば三昧』は一人前で1650円する。
この店の普通のざるそばが一人前で850円なのでかなり高額な価格設定で
そば三昧の大盛りを注文したら更に400円増しだったが
味は文句なく美味かった。
高いけどウマイ。

会津頑固そば 飯豊権現そば
会津頑固そば           飯豊権現そば

会津のかおり会津のかおりにはそばの花がのってる

どのそばも香りが強く、そばつゆにタップリ浸してもつゆの味に負けず、
ほど良い弾力もあり非常に美味しかった。薬味も生ワサビ、大根おろし、ネギ、
南蛮味のする味噌と充実しており、自家菜園の新鮮なキュウリの浅漬けや
ナスの味噌炒めも美味しかった。

小鉢の野菜も美味しい 薬味も充実
小鉢の野菜も美味しい        薬味も充実

今後、会津へ来た時は必ず立ち寄ることにしようと思っているが、
新そばの時期が今から楽しみだ。

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