紋別には羽田から一便しかない。どうしても日帰りできないところだ。11月の紋別はすでに雪化粧していた。とても寒い日で、真冬並みの寒さだった。

泊まった旅館は、家族的な雰囲気でよかったが、夕飯を7時半に食べてからは、部屋にこもるしかない。

夜の時間を過ごすのも大変だ。居酒屋も近くにはなく、歩いて15分ほどのところにある。小さな飲み屋さんで、一杯飲んで時間を過ごした。

翌朝は快晴、近くには海があるので、海岸近くまで歩いて見た。海鳥の舞う北の海は、とても荒れていて、さびしい。じっと耐え抜くことが生きて行くことのなのだと、思いながら海辺から引返した。