2016年09月 13日
谷川岳の谷川温泉郷は奥が深い
関越自動車道の谷川サービスエリアでは、谷川岳の雪解け水が無料で汲める。いつも用意してあるポリ容器に重いので3分の1程度入れて持ち帰るようにした。越後湯沢の帰り道、ふと水上で下りてみたくなり谷川温泉に向ってみた。
谷川のペンション街を過ぎると谷川温泉郷に入る。湯テルメ谷川と天一美術館の看板が目に付く。湯テルメは夜8時まで営業しているので、案内板を頼りに天一美術館を捜す。渓流沿いに細い道を上がっていくと神社の横の高台に立派な建物が建っている。細い階段を上っていくようだ。
登りきったところに、広い敷地に立派な建物が建っている。入り口を入ると受付嬢が、笑顔で迎えてくれた。岸田劉生や熊谷守一の作品などを中心に、浮世絵やピカソ、朝鮮の白磁の陶器など、展示されている、ただならぬ美術館だ。しかし、こんな山奥の辺鄙なところに来客はあるのだろうか?かわいらしい受付嬢に意地悪な質問をしてみた。「一人も来客がない日はありませんか?」来客が少ない日はあるが、一人も来ない日はないとの返事だった。美術品はよくわからないが、貴重な芸術作品を集めてここで展示する余裕とそれを守る人たちの心意気が館内をあるいていて感じられて気もちがよかった。帰りがけに、おいしいハーブティーを出してくれた。
すぐ近くに町営の温泉、湯テルメ谷川があるので、寄ることにした。谷川岳を下山した登山者で混み合う温泉でなにより山岳地気分が味わえるのがうれしい。登山者は若い女性だけのグループがほとんどだった。
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